【カタールワールドカップ旅行記】決勝の会場ってかっこいいというのと交通事情
ブラジルvsセルビアを取材に今回のワールドカップの決勝の舞台でもあるルサイルスタジアムに行ってきました!!
9万人収容のスタジアムが、メトロ・レッドラインの終点、ルサイル(Lusail)駅の目の前に作られています。9万人ですから大混雑が予想されますが、確かに日頃のノンビリしたメトロとはちょっと違う。
乗り降り同時がドーハのメトロ!! でも入り口付近に留まっていたり、車両が1つ違うとあまり人が乗っていなかったり、乗っていても東京の満員電車ほどではありません。降りる人は苦労していますが、「子供がいるぞ(キッズ・カミング)」などとみんなで声を掛け合うと、さっと道を作ってあげるのがドーハの風景。
駅に着くとスタジアムはすぐ目の前に見えます。その姿は本当に美しい。
コンセプトもしっかりしています。
近くで見るとなおさら美しい。
こんな像も建っていました。
アラブの人にとって、このワールドカップはアラブやイスラムを世界に知ってもらおうとする一大イベントなのだと感じます。
大会が終わったら観客席を減らして運用するのだとか。そういう変更ができるというのも素晴らしいと思います。
さて、試合が終わり帰りはどうなったか。
僕はうんざりする混雑を予想していました。ちょっと歩いては止り、押し合いへし合いがあって……と、イヤというほど経験した風景が繰り返されるものだと諦めの境地。
ところがこれがビックリです。誘導は驚くほど考えられています。
こうして写真に切り取ると大混雑ぶりが分かると思いますが、実はスタジアムを出てから駅に到着するまで一度も立ち止まりませんでした。長い距離を歩かされますが、止まらないのでストレスは軽減されます。
しかも道の途中にはこんな工夫も。
中東の音楽が鳴り響き、踊りを見せてくれる場所もあります。音楽が流れているので楽しく歩を進めることができます。
衣装かっこいい、いつまでも見ていたいけど、帰らなきゃいけない。
地下鉄は途切れることなく次々にやって来ました。そのおかげで改札規制をすることなく、スムーズに乗ることができました。
まぁ、乗ることはできたんですけどね。22:00からの試合を見て、試合終了後、すぐに席を離れてルサイル駅の反対側の終点になるAl Wakra駅まで戻ってきたのは01:15のことでした。でしたが……(涙・続く)