日本代表取材のこぼれ話 10月16日・天皇杯を観た森保一監督の感想は……
10月16日、第102回天皇杯決勝は1-1のまま延長戦でも決着が付かず、最後はPK戦でJ2のヴァンフォーレ甲府が優勝しました。
試合後、2位となったサンフレッチェ広島で選手としても監督としてもキャリアを積んだ日本代表の森保一監督が記者たちの取材に応じてくれました。
——試合はいかがでしたか
試合は両チーム天皇杯の初めてのクラブでタイトルをかけて本当にいい試合だったと思います。
——J2のクラブが優勝したということについては
まずはJ2のクラブが優勝した、甲府が優勝したということで、J1、J2関係なく争える、アマチュアも含めて争えるこの天皇杯だからこそある今日の甲府の優勝だと思いますし、やっぱり一発勝負という部分においては、吉田監督をはじめとするコーチ、選手チームとして準備したことで勝利できるという、本当に素晴らしいことだなと思います。実力的にJ1が勝っても広島が勝ってももおかしくないというところであったと思いますけどこの一発勝負にかける戦い方は甲府が素晴らしかったなというふうに思ってます。
と同時に先ほども言いましたけど、J1、J2、Jクラブとアマチュアも含めて、J2のチームがこの日本一を決めるこの天皇杯で優勝できるということは、それだけ日本のサッカーのレベル全体が上がってきて、選手のレベルが各クラブ、各地域へと広がってきたことが、この優勝にも繋がったと思いますので、日本サッカー全体のレベルアップが、この甲府の優勝に表れているのかなというふうに思って、そこはすごく嬉しく思いました。
——率直に言ってやっぱりあれですか古巣の広島が負けたこともちょっと複雑なんでしょうか?
いやそんなことはないです。ニュートラルに見に来ましたんで。OBとしてはもちろん新時代を築いてもらいたいっていうのはありますし、歴史の扉を、また歴史を塗り替えてほしいと、新しい歴史を作ってほしいというところはありますけど、試合に関しては、すごくいい試合を見せてもらいましたし、ニュートラルに見たので、どちらも本当に死力を尽くしてたと思うので、頑張りを称えたいなと思います。
——広島には日本代表候補選手が何人もいて、ちょっと広島もの足りなかったんじゃないかと思うんですけどいかがでしょう
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