森マガ

日本代表取材のこぼれ話 07月25日・トレーニング場で見たちょっといい光景

中国戦から一夜明けて、日本代表はトレーニングを再開しました。前日の先発組は軽く上がったのに対して、それ以外の選手はダブルボックスにタブを入れた練習や、2対1でのフィニッシュの形、さらにはセットプレーのタイミングの合わせ方まで様々なトレーニングを行いました。

 

しかも今日の練習場はオープンな広場だったのでトレーニングは全公開。ということは、明日の非公開練習で選手を入れ替え、最終的な調整があるのだと思います。またセットプレーはオプションの練習をしなかったので、トリックは見ることができませんでした。

 

練習したのは芝生の運動公園ですから練習見学に人が来ていて、報道陣とともに見守っていました。最後のシュート練習ではゴールを外れたり、GKが弾いて外に出たボールをみんなでボール拾いをする場面も。

 

そこには小さな子供もいて、自分のところにボールが来ないか待っている様子でした。するとそれに気付いたスタッフが何も言わずにその子の前にボールをコロコロ。子供は「え?」と驚いた感じだったのですが、それを見ていた他のスタッフが無言でボールを要求する合図すると、その子はすぐに分かってパスしていました。そんなことが3、4回あったでしょうか。誰も何も言葉にしなかったけど、ボールが心を繋いでくれたと思います。

 

練習後、選手たちは新型コロナウイルスの影響もあってファンサービスもせず引き上げたのですが、森保監督はピッチを囲うロープの端まで来て、寄ってきた子供たちと写真を撮っていました。昨日の夜から原稿が5本あったので、結構ヘロヘロで行ったのですけど、和むものを見せてもらいました。

 

また今日の午前中は、相馬勇紀、杉岡大暉、大迫敬介、町野修斗の4人がオンライン会見に登場しています。

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