森マガ

次第に元に戻りつつある取材環境のおかげで聞けた話

Jリーグの取材現場では、少しずつ変化が起きています。

4月28日のFC東京vsG大阪では、監督・選手ともオンラインではない、実際の記者会見が行われました。

5月3日の湘南vs清水は、記者席はこれまでどおり指定だったものの、 監督の記者会見があり、選手と距離はあるものの直接話を聞くことができました。

5月4日の東京Vvs仙台も、監督・選手ともオンラインではない、実際の記者会見が行われました。

5月7日の横浜FMvs名古屋も、 監督の記者会見があり、選手と距離はあるものの直接話を聞くことができました。

ミックスゾーン形式では選手全員が報道陣の前を通ってくれるので、自分が気になった選手から直接話を聞くことができました。オンライン形式だと質問者が2人、または3人で、しかも時間が限られているため、全体に関わるようなこと以外を聞くのはためらわれるのですが、ミックスゾーンでは尋ねることが出来ます。湘南にしても横浜FMにしてもミックスゾーンのエリアを広く取ってくれたので、隣の報道陣を気にしないで話を聞けるし話せるし、というとてもありがたい環境でした。

試合速報は今、「J論プレミアム」さんに書かせていただいていますが、僕がミックスゾーンで聞くことは、どちらかというと将来の取材のための下地、あるいはちょっとした試合のサイドストーリーだったりします。

どんなサイドストーリーかというと、たとえば名古屋の吉田豊選手に聞いたのは、横浜FMvs名古屋での「鳥栖率」の高さでした。この日の出場メンバーに、かつて鳥栖にいた選手は横浜FMに高丘陽平選手、エドゥアルド選手、水沼宏太選手がいて、名古屋には仙頭啓矢選手、吉田選手、森下龍矢選手、酒井宣福選手、金崎夢生選手がいました。これについて吉田は「今の時代、走れないとダメですから」。やはり鳥栖では脚力が鍛えられるようです。

 

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