公開記事【磐田の歓喜】藤田俊哉SDはなぜジョンに白羽の矢を立てたのか(前編)アクションフットボールをしていきたい
ジュビロ磐田が行った新体制発表記者会見において、チーム編成を統括する藤田俊哉SDはジョン・ハッチンソン監督の招聘に関して「新監督のもと力を合わせて、アクションフットボールをしていきたい」と語りました。その意味合いはどういうところにあるのでしょうか。記者会見における藤田SDの言葉を抜き出す形で、その意図を探ります。また今回は空き番となった10番についても語っています。
藤田俊哉スポーツダイレクター
皆さん、こんにちは。本年もよろしくお願いします。そして今日も、皆さんお忙しい中、今日ここにお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。昨シーズンが終わったと思ったら、もう今シーズンという。
本当に、この時間の流れの早さを感じつつ、そうは言っても、昨年の悔しい思いっていうのを心に刻んで、自分たちは見つめ直して、そして自分たちのマインドを変えて、新しい歴史を作っていくんだっていう、そういう思いで、今ここに立っています。そういう気持ちや目標をみんなと共有して、強いチームになっていく。
明らかな目標はJ2優勝、そしてJ1に復帰する。そういうところ、その1点につきます。その中ではもちろん、ルヴァン杯や天皇杯というのは選手の成長のために、1つ1つ勝ち進んで、タイトルを目指す。そして成長して、目標にたどり着く。そういった中で、クラブの理念、夢と感動をともにするということを大切にして、自分たちは向かっていく。
昨日も選手とのミーティングで、改めてみんなと確認しましたけど、自分たちはクラブの中にある。それを大切に、すべての行動規範をそこに合わせていこうと。そういう確認はしました。
こういうトライができる、チャレンジができるのも、本当に限られたもので、これは誰にでもできることじゃない。選ばれた人たちだけのギフトのようなもの。そういうものを大切に、喜びを感じて、苦しい戦いばかりではなく、その中でフットボールをやれる楽しみを持ちつつ、目標に向かって、目標に近づいていきましょうと。そういう思いを持って臨んでいます。
今シーズンもタフなリーグが続くと思いますが、新監督のもと力を合わせて、アクションフットボールをしていきたいと思います。