サッカーの羅針盤

【磐田の歓喜・外伝】松本山雅が4年ぶりのJ2返り咲きへ。大黒柱・山本康裕が示す絶大な存在感

文・元川悦子

2024年J3の全日程が終了し、大宮アルディージャとFC今治の自動昇格が決定。残された1枠をカターレ富山、松本山雅、福島ユナイテッド、FC大阪の4チームが、12月1・8日のJ2昇格プレーオフで争うことになる。

2022〜2024年までの3シーズンにわたりJ3在籍を余儀なくされた松本山雅は今季から設けられたこのルールに助けられた格好だが、シーズン終盤を5連勝で終えたからには、この勢いをプレーオフにつなげるしかない。

彼らは過去に1度だけプレーオフを経験。それが2016年のJ1昇格プレーオフだ。同年の山雅はずっと2位以内をキープしていたが、最後の最後に清水エスパルスにひっくり返され、3位に転落。6位だったファジアーノ岡山をホーム・アルウィン(現サンプロアルウィン)に迎えたが、引き分けOKのルールだったにも関わらず、1−2で敗戦。J1行きを逃した苦い過去がある。

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