★引退記念特別公開★【磐田の歓喜】”百戦錬磨”遠藤保仁が説く最終盤の心構え:モチベーションは勝手に高くなる
”ヤットさん”こと遠藤保仁選手の現役引退がリリースされました。特別に最後の取材になったヴェルディ戦翌日の取材記事を特別公開します。ヤットさんがメディアに向けて語った最後かもしれませんが、今読んでも言葉の重みを感じます。
選手としてのヤットさんはいなくなりますが、ここからジュビロ磐田が、日本サッカーのスーパーレジェンドが残してきたものを引き継いで、Jリーグはもちろんアジア、世界に飛躍していくことを期待したいと思います。
日本代表記者という立場ではありますが、今後も体力と時間の許す限りジュビロ磐田を精力的に取材していきますので、2024年もよろしくお願いします。
ーーヴェルディ戦の翌日の藤枝とのトレーニングマッチでしたけど、残りも少なくなってきてますけど、どういう思いで?
まあ普通に自分のコンディションを含めて、やるべきことをという感じでした。ゲームに絡めてる人も、絡めている人もいましたけど、チームがしっかりやろうとしていることをトライしたと思いますし、僕自身もね。試合の感覚だったりコンディションを上げるために、いいゲームだったと思います。
ーーCKも蹴ってましたけど、セットプレーの感触?
特に問題ないですし、日々のトレーニングからやっていければ問題ないかなと思っています。
ーーこういう時こそヤットさんは平常心で。年々の積み重ね?
はい。残り2つ勝ち点が最低限6は必要ですし、それで清水に6取られたらそれはしょうがないことなので。まずは次の水戸戦に向けて、メンバーとかどうなるか分からないですけど、しっかりと・・・経験豊富な選手も多いので。
試合に出ている若いメンバーとうまくコミュニケーションも取りながら。気負いすぎても良くないですし、モチベーションは勝手に高くなるので。チームの状況を考えながら、プレーしたり接したりしていけばいいと思います。
ーー山田大記選手も、2試合で決められればいいけど、4試合になっちゃってもびっくりせず、それはそれで受け入れてと。
うん。そうですね。まずは2試合で全力を尽くしてやればいいと思いますし、昨日も勝てば2位に上がれた可能性はありましたけど。引き分けたので、相手にとってはプレッシャーはもちろんかかると思いますし、自分たちにもプレッシャーは関わりますけど。現状は把握した上で積極的にというか、縮こまったプレーだけはしないように。ミスを恐れずにやっていければ。
ーー小野伸二選手と南雄太選手が今シーズン限りでの現役引退を表明しましたけど、寂しさはありつつも、ヤットさんは継続して?
うん、まあ寂しさというかね。この年齢でやれてること自体ありがたいことなので。彼らもそう思ってると思いますし、できればたくさん試合に出ている姿を同い年としてお互い刺激を受けながらできればいいと思いますけど、40を過ぎてサッカーできているだけで幸せなことだと思います。
そりゃそうだなと思いますし、年齢を考えても。ただ、彼らにも残り少ないシーズンを楽しんでもらいたいですし、僕も負けずに頑張りたいと思います。