サッカーの羅針盤

【ジュビ論】横内監督に聞く、清水の傾向と2つのポイント:色んな力が作用するゲームだと思う

 

アイスタのダービー前日、改めてメディア対応した横内監督に、気になる2つのポイントを聞きました。

1つは清水エスパルスの前半と後半でのデータの変化です。清水は前半に34得点、12失点ですが、後半になると30得点、17失点となります。どちらにしても+ではあるのですが、前半と後半で±9もの差が出るというのは大きな傾向です。しかもシュート数は前半より後半の方が34本多く打っているにも関わらずです。

さらにカードも前半より後半の方が大きく増える傾向にあります。このデータと清水の試合を観ながら考えられるのは良い時は本当に圧倒的な強い姿を見せるものの、なかなかうまく行かないまま後半勝負になると、雑になって崩れてしまいやすいということ。2−0で敗れた藤枝との静岡三国決戦にもそれが表れていたように思います。

もう1つは前節の藤枝戦で、追いかける清水がオ・セフンとチアゴ・サンタナの”ツインタワー”を擁する4ー4ー2を使って来たこと。しかしながら、秋葉監督が試合後に語った通り、ピッチ内の選手のイメージが噛み合わず、早めに2トップにボールを当てたり、立て続けにクロスを上げるようなこともなく、そのまま藤枝に守り切られてしまいました。そこは今週のトレーニングで、秋葉監督や清水の選手たちは修正しているのではないかと思います。

ーーこれまでのエスパのデータを見ると前半より後半の方がパフォーマンスが下がる傾向にあり、エスパが戦力的にはJ2ナンバーワンだと思うんですけど、結果がその通りになっていない要因なのかなと思うんですけど、そこをどうイメージしていますか?

もちろん清水が後半どうしてくるかというところは我々は予測してはいますけれども、こればっかりはたとえばこれまでのデータがそうであったとしても、明日のゲームにそのデータが当てはまるかどうか、僕の中ではちょっと分からないなというところがあって。

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