サッカーの羅針盤

【パリ五輪代表】U−22代表が欧州遠征へ!鈴木海音は生き残っていけるのか

 

パリ五輪を目指すU−22日本代表は欧州遠征を行い、強豪のベルギー、ポルトガルと対戦します。

ジュビロ磐田の鈴木海音も招集されましたが、チームではリーグ戦に絡めておらず、ルヴァン杯の開幕節で横浜F・マリノスを相手に奮闘を見せたものの、週末の大宮戦はベンチで見守る形となりました。

開幕戦でスタメンだった伊藤槙人の出場が考えられることと、大宮戦で無念の退場となってしまった中川創の出場停止になることで、代表合流の直前にある静岡ダービーはスタメン濃厚となっており、強い意欲を示しています。

ただ、この状況が続くようなら来年の予選、さらに本番に向けて序列が難しくなるのは明白です。ここからジュビロのディフェンスラインでスタメンを勝ち取り、さらにはJ1昇格に導くことがマストになってくるかもしれませんが、まずは静岡ダービーで好パフォーマンスを見せて、良い流れで代表活動に入っていくことが大事でしょう。

今回は同じセンターバックに木村誠司(FC東京)と西尾隆矢(セレッソ大阪)が選ばれていますが、木村と西尾も所属チームで苦しんでおり、夏以降はU−20代表で活動している田中隼人(柏レイソル)のようなさらに若い選手が割って入る可能性もあります。

鈴木海音にとっては木村や西尾との競争もありますが、それ以上に高い基準を持ってやっていくことが求められます。大岩剛監督に聞きました。

 

ーーサイドバックは半田陸選手やカシーフ選手がA代表に行った事情があるにしても、センターバックのところは剛さんも立ち上げの頃から1つのポイントにあげてましたけど、必ず苦しい時期は来るだろうなと予想はできて。鈴木海音選手はジュビロでずっと取材してますけど、本当にセンターバック陣が充実していたら、今回は外れるぐらいが妥当で、そこから「何くそ」と跳ね返してほしいところです。

本当そうですね。

ーーそれでも木村選手にしても、西尾選手にしても、ポテンシャルはあるけど所属チームで苦しんでいる。本番の時、予選も含めて、その頃にはレギュラーがっちり獲ってないと、A代表経由パリ五輪行きどころじゃない。その辺をセンターバック出身の監督としてもどう考えてますか?

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