サッカーの羅針盤

公開記事【03ジャパン】冨樫剛一監督に聞く、横山歩夢に求めるタスクとスペシャリティ

 

”03ジャパン”U−20日本代表は準々決勝でヨルダンに勝利し、世界の切符を掴み取りました。

熊田直紀(FC東京)の4得点を筆頭に坂本一彩(ファジアーノ岡山)が2得点、ここまで無得点の北野颯太(セレッソ大阪)もヨルダン戦の2得点に絡むなど、10番らしい働きが目を引きます。そうした一方で、横山歩夢(サガン鳥栖)は中国戦は左サイド、サウジ戦は右サイドで出場しましたが、ゴールを記録できていないばかりか、惜しいシュートシーンも生み出せていません。

大会得点王を目標としながら、なかなかゴールやアシストという目に見える結果を出せていない横山について冨樫剛一監督に聞きました。

 

ーー今後の2試合に向けてという意味でも聞きたいんですけど。横山歩夢選手が、僕が持ってる期待も大きすぎるのかもしれないですけど(笑)、彼が持ってる高いポテンシャルをなかなか、この舞台で発揮できていなくて。サガン鳥栖でもやってる左サイドもそうだし、右サイドでも外側の突破はするけれど、ゴール方向への怖さが出せていない。冨樫さんの中でトップの構想もありつつ、熊田選手や坂本選手との兼ね合いもあると思いますけど、彼の今持ってる大会での課題だったり、どうブレイクスルーしていけば、世界に向けて背中を押していける流れになりますか?

そうですね。彼のスペシャリティの部分は自分も、もちろんここに選んでいる通り、期待感はものすごくあります。大会を戦って行ってる以上、目の前のゲームに勝つというところで、相手の分析とゲームのプランニングの中で、彼に渡しているタスクと自チームでやっているもの、今までやって来たものとの差が、彼の良さを出せなくしている部分もあると思います。

彼がそれを我慢しながらやってるから、ゲームを勝ててきているのもあると思います。やはり日本代表の選手である以上、そのタスク、課されたタスクにプラスアルファ、自分のスペシャリティを出せるようになっていかないといけませんので。

監督の私が言うのもアレかもしれないですけれど、監督が言ってることだけじゃ、勿体無いかなと思ってます。ただ、やってもらわなきゃいけないタスクはやらせますけど(笑)。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ