サッカーの羅針盤

【元川悦子のヤマガアイ 第7話】絶対に昇格して同期の伊藤敦樹、後輩・満田誠に追いつく。急成長の予感漂わせるDF野々村鷹人の可能性

183センチ・78キロという恵まれた体躯と競り合いの強さという強みを持ちながら、のプロ入り後の過去2シーズンは伸び悩んだ印象の強かった野々村鷹人。柴田峡監督(減JFL青森)体制でスタートした2021年はJ2・20試合、名波浩監督(日本代表コーチ)体制だった2022年J3は16試合出場と、本人も不完全燃焼だったに違いない。

しかし、霜田正浩監督が就任した今季は3月5日の開幕・奈良クラブ戦でスタメンを奪取。常田克人とともにCBコンビを組み、攻守両面でフル稼働したのである。

とりわけ目についたのが、攻撃のビルドアップに関与する回数の大幅増である。これまでの野々村はボールを受けるとロングボールを前線に出すイメージが強かったが、今季はGKビクトルを含めた最終ラインで丁寧にボールを保持しながら前に進んでいくスタイルに変化。自身の中でも大きく意識が変化したという。

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