サッカーの羅針盤

【ジュビ論】遠藤保仁と針谷岳晃がもたらす磐田のボランチ革命(7)鍵は戦術より選手のマネージメント

開幕戦から山口戦、初勝利の山形戦と右肩上がりにパフォーマンスが上がっているジュビロ磐田を支えるのは遠藤保仁と針谷岳晃のボランチ・コンビです。クリエイティブな二人を中盤の底に並べる布陣がもたらす意味と効果について、Jリーグを長く取材する元川悦子記者と語りました。

 

(7)鍵は戦術より選手のマネージメント

河治

小川航基やや大南拓真と同じく、代表まで行くのも針谷は目指してると思うけど、まずは昇格という段階を考えると、ジュビロの中盤のところがこれだけ短期間で見えてきてるのはポジティブで。横さんってすごいチーム戦術のオリジナリティとか、先制的などうのこうのにトライするタイプの監督じゃないけど、一人一人の組み合わせで個人やユニットを輝かすことでチームのプラスにしていくのはうまいよね。

元川

そう。特に攻撃の良いところを見て組み合わせるのが得意なんだろうね。

河治

うん。もちろん今のところ金子翔太が言うように、補強できなかったと言いながらも2チーム分の選手層があって、試合に出られてない選手もいると。そういう選手のマネージメントは難しくなるよ。古川陽介みたいに練習試合で結果を出した選手が、その後の公式戦で使われなくても不貞腐ないでやっていくとか。

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