サッカーの羅針盤

公開記事【磐田の歓喜】TM鈴鹿戦:「俺を出せ」エネルギーの集合体

 

ジュビロ磐田は岡山との開幕戦に敗れた翌日、JFLの鈴鹿ポイントゲッターズと練習試合を行い、45×2合計8−0で勝利しました。

 

5月11日まで出場停止のファビアン・ゴンザレスが相変わらずの存在感を放っているのは少々皮肉ですが、開幕戦でベンチ外だった古川陽介が2得点など、左サイドで躍動したのをはじめ「TM6試合無失点」を継続中というセンターバック中川創などが横内監督に「俺を出せ」をアピールする内容、結果でした。

 

2得点の古川陽介

”ミスター無失点”(金子翔太命名)中川創

 

雨だったこともありますが、キャプテンマークを巻いたボランチの上原力也など、イーブンボールやセカンドボールの競り合い、デュエルなどで奮闘する姿も目に付きました。

 

 

そうした中でも横内監督は鈴木海音を右サイドバックでテスト。慣れないポジションであることは明らかですが、それでも3バックを応用する形で意欲的に攻め上がりを見せるなど、さらに積み重ねて行けば十分に実践導入できるものは見せました。そして後半にセンターバックに移り、本来のポジションで試合を締めました。

 

 

後半には開幕戦で無念のHT交代となった針谷岳晃がトップ下で圧巻の2得点。古川のゴールをアシストするなど、山田大記とも違った色で輝きを放ちました。相手関係や時間帯もあるでしょうが、開幕戦ボランチよりも前向きにどんどんパスを出したり、古川や金子、終盤に投入された後藤啓介とも面白い動きをしていたのは印象的です。

 

 

「良い選手はいっぱいいるんです。良い選手はチャンスを掴むと思うし、自分もその一人になる」

そう語る金子翔太。この日は遠藤保仁も施設の上階から見守っていましたが、横内監督にどこまで響いたでしょうか。昇格を争うライバル相手に、いきなりホーム敗戦と厳しいスタートになりましたが、ここからの競争が楽しみです。

 

金子翔太には磐田の兄貴感が。

 

この4人が公式戦で同時に出るのはいつか。

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