INAC神戸レオネッサの自信 逆転勝利でWEリーグ首位を走る ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは先制も耐え切れず(無料記事)
リードを守れなかったジェフユナイテッド市原・千葉レディースと慌てることなく逆転したINAC神戸レオネッサ
爽やかな秋空の下で白熱の攻防。2024−25 SOMPO WEリーグ第10節は注目の好カード。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースがINAC神戸レオネッサをフクダ電子アリーナに迎えました。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが58分に先制しますがINAC神戸レオネッサが79分、90分+2に得点。1−2でINAC神戸レオネッサが逆転勝利しました。2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザに勝ち点差2をつけて首位を走ります。
首位を追い込んだジェフユナイテッド市原・千葉レディースだが
両チームのコアサポーターが陣取るエリアに団体観戦の若い女子チームの面々が加わり、双方から大きな声で応援したため、フクダ電子アリーナは熱気に満ちた雰囲気となりました。
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決着は不運なハンドで
アディショナルタイムのPKは不運としか言いようがないプレーで生まれました。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、勝ち点を積むことができず、なかなかビッグ3+サンフレッチェ広島レジーナの上位争いに迫ることができません。それでも、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースらしいサッカーをコンスタントに表現できるチームになってきました。ファン・サポーターの心を打つシーンも増えました。
小林莉々子選手の先制点をアシストした稲山美優選手は手応えを感じつつも、悔しさを語りました。
「自分たちのやりたいサッカーをできていたので、もっと点をとれるところでとれていたら勝てた試合だったと思います。そういうところも、また突き詰めていきたいです。」
もっと自信をつける必要がある
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースのイスマエル オルトゥーニョ監督は、チームの成長と足りないものについて話しました。
「INACに対しても、この前のベレーザに対しても、選手たちは十分にやれる感覚を持ち始めています。やっていることに間違いはないと思います。そこはしっかりと続けて、上位に食い込んでいけるようにしていきたい。自分たちのプレーに対してもっと自信をつけてやっていくことが、今後、ゲームをコントロールしていくことにつながっていくと思います。」
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首位に相応しい力強さを見せたINAC神戸レオネッサ
逆に、逆転のPKを決めたカルロタ スアレス選手は「リードされても最後まで諦めず戦ったことが非常に良かったと思う」と話しました。ジョルディ フェロン監督も「選手は(先制されても)動揺することなく、強い気持ちで戦ってくれたと思います」と振り返っています。
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INAC神戸レオネッサは、この勝利で10戦負けなし。全ての選手が自信を持ってプレーしているように見えます。慌てる場面はほとんどありません。勝敗を分けたのは、メンタルの部分だったのかもしれません。
(2024年11月24日 石井和裕)