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なでしこジャパン 佐々木監督代行 女子委員長の立場からも選手起用を考えたい 女子サッカー日韓戦の方針を語る

パリ五輪後初のなでしこジャパンは少人数でのスタートに

10月26日(土)に国立競技場で開催する日韓戦(MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024)を戦うなでしこジャパン(日本女子代表)が高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングをスタートしました。

なでしこらしく明るいムードで始動

初日の参加選手は9人。そのうち上野真実選手(サンフレッチェ広島レジーナ)は屋内で器具を使ったトレーニングでした。佐々木則夫監督代行によると、昨日の試合(202425 SOMPO WEリーグ 第6節 セレッソ大阪ヤンマーレディース戦)の後で少し気になる箇所があったからだそうで、怪我ではなく特にプレーに支障はなさそうです。

※<追記>10月22日11時 上野真実選手(サンフレッチェ広島レジーナ)がコンディション不良のため離脱となり、代わって塩越柚歩選手(三菱重工浦和レッズレディース)を招集することになりました。 

笑顔いっぱいでトレーニングが始まる

多くの選手が、この週末にWEリーグでプレー。トレーニング初日ということもあり。ボールを使った軽いコンディション調整メニューで汗を流しました。夜の帳が下りていくピッチの上で、石川璃音選手(三菱重工浦和レッズレディース)を筆頭に大きな声が響きました。

選ばれ続けることに意義を感じる守屋都弥選手(INAC神戸レオネッサ)

「海外の選手たち、元INAC神戸の選手たちとプレーできるのがすごく楽しみです。良いムードでしたね。(石川)璃音の良いところです。」

女子サッカーのスケジュールは五輪が節目。この秋から、次の4年間の活動期間が始まっています。しかし、なでしこジャパン(日本女子代表)の監督は、まだ決定していません。監督代行の指揮する親善試合に、守屋都弥選手は、どのようなモチベーションで臨んでいるのでしょうか。

「選ばれ続けたい気持ちがあるので選んでもらったことはすごく嬉しいです。これからも選ばれるように、今回の合宿でも自分の持ち味を出していきたいと思います。パリ五輪では、完全なアシストをできなかったので、やはり試合でアシストをしたいですね。」

取材をすると肌寒さを感じる高円宮記念JFA夢フィールドで 守屋都弥選手(I神戸)

スタメン出場を目指す千葉玲海菜選手(アイントラハト・フランクフルト) 

千葉玲海菜選手は女子ブンデスリーガの首位を走るアイントラハト・フランクフルトでプレーし、第6節フライブルク戦(10月14日)でハットトリックを達成しました。しかし「交代出場の多い立ち位置に満足はしていない」と語ります。日韓戦でもスタメン出場を目指しブンデスリーガで取得した技術と強さをアピールします。

「身体の当て方だったり、守備のやり方だった、自分は本当に変わったと思います。他の人から見ても変わったと思われるようにやっていきたいです。」

千葉玲海菜選手(フランクフルト)

選手としての実績十分な内田篤人コーチの存在

トレーニング開始時のランニングでは、千葉選手の後ろに内田篤人コーチの姿がありました。内田コーチも、かつてブンデスリーガで大活躍しました。今回はコーチとして指導、そして、初日から選手の気持ちを盛り上げました。千葉選手は、その存在の大きさを話します。

「少しでも良いプレーをできると褒めてくれる。内田さんが自分で良いプレーをしたときも自分で自分を褒めていたので、そういうところが大事だと思いました。海外でも、代表でも、いろんな面で(経験を)学べることは多いと思うので、恥ずかしがらずにコミュニケーションをとりたいと思います。」

どうしても存在感が出てしまう内田篤人コーチ

内田コーチの現役時代と同じポジションでプレーする遠藤優選手(三菱重工浦和レッズレディース)も「聞きたいことがたくさんある」と言います。

「私自身の課題はビルドアップだと思っています。寄せられたときの対処法、攻撃参加してるときのリスク管理……いっぱいありすぎます。まずは、この練習でわからなかったことを聞いて、チームに持ち帰りたいと思っています。」

2人の初招集選手はリラックスの表情と緊張の表情で対照的に

4人の選手が初招集されました。遠藤選手、大熊茜選手(I神戸)、松窪真心選手(ノースカロライナ・カレッジ)、そして土方麻椰選手(東京NB)です。残念ながら、土方選手は怪我により不参加。初日に合流したのは、WEリーグでプレーする遠藤選手と大熊選手の2人です。

取材を受ける遠藤優選手(浦和)

他の選手とは違う自分の持ち味を出したい遠藤優選手(浦和)

遠藤選手は、昨日、同じ千葉市にあるフクダ電子アリーナで行われた202425 SOMPO WEリーグ 第6節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦に出場。試合後に、このように話していました。

「初招集なので『できないこと』をやろうとするより『私らしいプレー』をどんどん出していきたいです。無駄走りとか、チームを助ける走りとかをいっぱいできたらと思います。高い位置でボールを受けたら、まず一対一を仕掛けてクロスを上げたり、シュート打ったり、ゴールに向かうプレーを見せていきたいです。」

遠藤優選手(浦和)

一夜明け、実際に高円宮記念JFA夢フィールドに足を踏み込み、前日の誓いの気持ちに何か変化はあったでしょうか。聞いてみました。

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