植木理子選手と宮澤ひなた選手が参加 中学生の女子サッカーチーム創設支援 アディダス・JFA 共同プロジェクト「HER TEAM」募集開始(無料記事)
中学生年代(U-15年代)の女子がプレー可能なチーム創設をサポート
今年度も「HER TEAM」の募集が開始されました。「HER TEAM」はアディダスと日本サッカー協会の共同プロジェクト。より多くの中学生年代の女性がサッカーを続けられる環境作りをサポートしています。
本年度の募集開始にともない、「HER TEAM」参加チームの練習に、なでしこジャパンの植木理子選手、宮澤ひなた選手が参加しました。
応募締め切りは2024年11 月 30日(土)
日本では、13歳から15歳の女子中学生年代で構成されたチームが特に少なく、男子チームのわずか2.8%。女子サッカープレーヤーの5人に1人が13歳になると、サッカーを辞めてしまう現実があります。
そこで「HER TEAM」では、中学生年代(U-15年代)の女子がプレー可能で、2025年度(2026 年 3 月末まで)に新規創設されるチームをサポートします。
■締め切り:2024年11 月 30日(土)
■募集対象等の詳細は、特設ページをご確認ください。
( https://shop.adidas.jp/football/herteamproject/ )
■創設サポート内容:
・メンバー募集のための告知ツール
・ユニフォームの提供(約20名分想定)
・サッカークリニックの開催(指導協力クーバー・コーチング・ジャパン)
・JFA 及び アディダス フットボール関連活動への優先ご招待(2025年~2026年)
・事務局によるチームサポート
・定期的なオンラインミーティング(チーム情報交換会)
2020年度から継続実施している「HER TEAM」
アディダスは、「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある」という理念のもと、全ての人々が 安心してスポーツに取り組むことができるよう、様々な活動を行っています。日本では、2019 年より女子中高生のスポーツ継続率の向上を目指した活動を開始し、2020年に「HER TEAM」を立ち上げました。今年で5年目を迎えます。
植木理子選手、宮澤ひなた選手が語る女子サッカーの現状
植木理子選手、宮澤ひなた選手が「HER TEAM」参加チームの練習に参加しました。女子サッカーを取り巻く環境と今後の展望について自身の経験を踏まえ話しました。
「サッカーを続けたくても、辞める選択をせざるを得ない環境にあるのは、女子サッカーの課題だと思います。“人生の中で、常にサッカーが選択肢のひとつとして存在するような環境”をこのプロジェクトを通して増やしていけたら嬉しいです。選手としても、結果を残すことで、皆さんが自信をもってサッカーを続けられるような環境づくりに貢献したいです。」(植木理子選手)
「サッカーが楽しかったので、当時は困ったと思うことはなかったですが、いま思えば、自分も幼い時はまだ男の子ばかりのチームの中で周りを気にすることがありました。女の子たちが本当に何も気にせず、楽しくサッカーができる環境をもっと増やしていけたらいいなと思っています。」(宮澤ひなた選手)
日本の女子サッカーの未来を拓くプロジェクトをぜひ活用してください。
(2024年10月2日 石井和裕)