ノジマステラ神奈川相模原が首位 連勝で好スタートを切る(無料記事)
2024−25 WEリーグ クラシエカップ準決勝進出を目指し、スピードアップした2024−25シーズンを感じさせる一戦に
2024−25 WEリーグ クラシエカップ グループCの第3節が行われ、ノジマステラ神奈川相模原が1−0でマイナビ仙台レディースに勝利しました。平日18時キックオフ。厳しい残暑を予想して先着100名に生ビールをプレゼントや前半30分を経過するとチケットを半額にするする等、ファン・サポーターへの感謝施策を投入しましたが、突然の気温低下と雨に見舞われ思うような集客はできませんでした。しかし、 1点を争う試合は最後まで白熱しました。
意外なゲームキャプテンが勝利に導く
ノジマステラ神奈川相模原の小笠原唯志監督は、今シーズン、ゲームごとにゲームキャプテンを指名する方針にしています。この試合で指名されたのは池尻凪沙選手でした。
「人生初のキャプテンでした。『えっ、こいつ(がキャプテン)!?』ってクラブを挙げてなったと思いますよ(笑)。
ゲームキャプテンに加えて相手が古巣だったので絶対に負けたくない試合でした。皆のおかげでシュートをほぼ打たれることなく(4本)無失点で終わることができました。」
ゲームキャプテンが最後尾からチームを引き締めました。ノジマステラ神奈川相模原は攻撃も守備も連携がスムーズになっています。
ストライカーはシュートを打つことが大事
唯一の得点を決めたのは大竹麻友選手です。18分に右サイドから放ったシュートはゴールのニアポスト際、上隅に突き刺さりました。
「いろいろなWEリーグの試合を見ていると、蹴ったボールが相手に当たって入っていて、シュートを打つことが大事だと思っていました。今週の練習で、いろいろとコーチと話していたところが結果につながってすごく嬉しいです。」
ストライカーとしての存在感を印象付けるプレーでした。思い切りの良さが勝利を手繰り寄せました。
マイナビ仙台レディースがペナルティエリア内に侵入する時間帯もあったが
敗れたマイナビ仙台レディースの須永純監督は「まず、しっかりと結果を受け止めなければいけない」と話します。
「いつも応援してくれてるファン・サポーターをがっかりさせてしまって本当に申し訳ない気持ちです。少しでも早く勝ち点3をお届けしなければと思ってます。」
悔しさが今にも溢れそうな表情で監督会見を行いました。これで連敗です。打開策は見えていません。
準決勝進出を目指し躍進するノジマステラ神奈川相模原
この結果、グループBはノジマステラ神奈川相模原が首位です。そして、グループCはちふれASエルフェン埼玉が首位。昨シーズンの順位とは一致しない現象が起きています。何が起きるかわからないWEリーグ戦国時代の幕開けを感じます。
(2024年9月26日 石井和裕)