U-20日本女子代表に声援 朝6時キックオフ決勝 blue―Ingに大きな拍手(無料記事)
惜しくも0-1で敗れたが、日本の女子サッカーの伸びしろを感じる大会となったFIFA U-20女子ワールドカップコロンビア2024
FIFA U-20女子ワールドカップコロンビア2024は2024年9月23日6時(日本時間)に決勝を迎えました。東京ドームシティ内にあるサッカーの新体験施設「JFAサッカー文化創造拠点 blueーing!」には、早朝から事前申し込み人数・約90人のファン・サポーターが集まり、壁面に設置された、大画面で決戦を見守りました。
8時過ぎに試合終了のホイッスルが吹かれるため息。落胆の空気に包まれましたが、その後、スタンドに一礼するU-20日本女子代表が大画面に映し出されると大きな拍手が起きました。
U-20朝鮮民主主義人民共和国(DPR KOREA)女子代表のシュートは9本。U-20日本女子代表のシュートは5本。緊迫感の漂う試合でした。
「全体的にはフェアな結果だった」宮本恒靖会長
現地視察した日本サッカー協会の宮本恒靖会長は談話を発表しました。
「立ち上がりからDPRコリアがプレッシャーをかけてきた中で難しい時間帯を上手くしのげましたが、1点を失ってからはより相手の圧力を受けた前半になったと思います。後半は少しずつ日本の調子が上がり、相手ゴールに迫るシーンも見られましたが、全体的にはフェアな結果だったと思います。選手たちには成長の余白、伸びしろを感じています。選手自身にもそこを感じてもらって、さらなる成長を目指してもらいたいです。」
躍動する才能は確かに心を動かした
表彰式が始まると中継音声から現地の「ハポン!ハポン!」という大声援が聞こえてきました。そして「JFAサッカー文化創造拠点 blueーing!」には、始発電車で間に合うか間に合わないかという早朝キックオフながら女子サッカーを支える仲間がたくさん集まりました。
世界一へ王手 FIFA U-20女子ワールドカップ 史上最も過酷な戦いは朝鮮民主主義人民共和国(DPR KOREA)と決勝 半袖・短パンとベンチコートの気温差・高低差
今大会のU-20日本女子代表は心を動かすチームでした。勇気あるプレーはコロンビアの人々から絶大に支持されました。過酷な環境で戦った日々は貴重な経験となりました。帰国後、選手は各々の所属チームでプレーし、次の目標に向かって前進してくれるでしょう。準優勝の悔しさは無駄にはなりません。日本の女子サッカーは足を止めません。
(2024年9月23日 石井和裕)
フォトレポート