WEリーグ 古巣対決に燃える脇阪麗奈選手(セレッソ大阪ヤンマーレディース)「自分がゲームをコントロールし、ゲームを決めるゴールをする」
セレッソ大阪ヤンマーレディースはWEリーグ2シーズン目 脇阪麗奈選手が自分のプレーを強く出したい理由
今シーズンも若いチームを引っ張る主将は3期生の脇阪麗奈選手です。チームメイトよりも一足早く、WEリーグ1シーズン目からノジマステラ神奈川相模原、INAC神戸レオネッサで女子プロサッカー選手の経験を積みました。
「究極の育成型クラブ」から関西一の人気チームに
セレッソ大阪ヤンマーレディースは昨シーズンからWEリーグに参入しました。リーグ戦の順位は9位に終わりましたが、入場者数はトップのサンフレッチェ広島レジーナに次ぐ2位。1試合平均2千578人を集め関西一の人気チームとなりました。
セレッソ大阪ヤンマーレディースは「究極の育成型クラブ」と呼ばれています。セレッソ大阪レディースU15として設立され第1期生を迎え、2013年になでしこ(チャレンジ)リーグに参入。当時はアカデミー年代の選手だけでチームを構成していました。
指導者とファン・サポーターが中学生時代が暖かく育て上げるのがセレッソ大阪ヤンマーレディースのスタイル。多くの選手がチームを巣立ち海外でもプレーしています。そのうち、林穂之香選手(エバートン)、浜野まいか選手(チェルシー)がパリ五輪で活躍したのは記憶に新しいところです。
宮崎市でトレーニングキャンプを実施
今シーズンは開幕を前にして、8月3日から8月9日まで宮崎県総合運動公園ラグビー場で宮崎トレーニングキャンプを実施しました。Jリーグ等宮崎協力会(会長・清山知憲宮崎市長)が歓迎セレモニーを開き晴れやかにスタートしましたが8日夕方に宮崎県南部で震度6弱の地震が発生。予定を1日だけ短縮しトレーニングキャンプは終了しました。しかし、それでも、十分に、その成果はあったようです。
レベルの上がったWEリーグで勝つために必要なこと
戦術理解が深まったトレーニングキャンプ
去年は台風でキャンプができませんでした(実施の2日前に中止を発表)。今年はチームとして詰められたこともあり充実したキャンプになりました。他のチームは涼しいところでキャンプを行っているのですが、暑いところでトレーニングできたのはプラスになると思っています。男子のトップチームが宮崎でキャンプを行っているということもあって宮崎に行かせてもらいました。宮崎はとても良いところで、ホテルもすごいところでした。トレーニング環境はとても良かったです。
WEリーグに入ってから初めてのトレーニングキャンプになりました。皆、プロリーグの選手として1シーズンを生活したので、学生の頃とは違った雰囲気でした。特に身体のケアのやり方は本当に変わったと思っています。プロ選手としてやらなければいけない部分に対する自覚が少しずつ選手自身に芽生え、やろうとするところが見えています。取り組みは昨シーズンよりも上がっているとは思います。宮崎では休む時間もなく全てをサッカーに費やしていたので、今シーズンの戦術理解が深まったと思います。
女子プロサッカー選手としてチャレンジする大切さを伝え続けてきた昨シーズン
昨シーズン、プレーが思うようにいかずチャレンジをやめてしまう選手に話したのは「ミスをしても良いからやり続けて」ということです。ずっと言ってきたことで、皆、本当に成長できたと思います。1シーズンを通して、それをとても感じました。
パリ五輪を見て感じたWEリーグの力
自分もパリ五輪に行けるチャンスはあったので、悔しい気持ちと、日本の女子サッカーのために勝ってほしいという応援の気持ちの両方がありました。
なでしこジャパンの選手は十分に戦えていました。
(残り 1313文字/全文: 3085文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ