2024年08月27日 7時00分　
カテゴリ： インタビュー • 無料記事 • 選手インタビュー
タグ : WEリーグ • サンフレッチェ広島 • サンフレッチェ広島レジーナ • 女子サッカー

タイトル獲得と怪我克服で一層強くなった瀧澤千聖選手の決意  

瀧澤千聖選手は、今シーズンからサンフレッチェ広島レジーナの背番号１０を背負います。その番号に相応しい実力を持った選手です。プレーも言葉も力強い。移籍、怪我、タイトル獲得を経験した昨シーズンがあったから、今、プロフェッショナルを感じさせる女子プロサッカー選手・瀧澤選手が存在しています。２０２４−２５シーズンの開幕を前にお話をお聞きしました。 

今シーズンから背番号１０を背負う瀧澤千聖選手

ベンチ外から見て感じたチームの素晴らしさ  

レジーナらしいと思うのは、メンバー外、ベンチメンバーを含めチームの一体感があるところです。それぞれが役割をこなそうとするところはレジーナの一番の良さだし強み。（出場できなくて）悔しいとか、それぞれ思いありますけれど、試合のときは皆が応援できる良いチームだと感じました。昨シーズンは怪我でメンバー外のことが多かったです。怪我で出場できなかったときときに、それを経験できて、すごく良い時間になったと思います。 

タイトルをとったからこそ初めて知ったことがある  

近さん（近賀ゆかり選手）や福さん（福元美穂選手）が「タイトルをとると強いチームになれるよ」と声掛けをしてくれていました。でも、タイトルをとってみないとわからない感覚がありました。タイトルをとった後に、皆、すごく自信がついたプレーをしているように思えるし責任感が増したと思います。 

チームを代表して２０２４−２５ WEリーグ キックオフカンファレンスに参加した瀧澤千聖選手

サンフレッチェ広島レジーナに移籍して広がったプレーの幅  

レジーナのサッカーに自分を当てはめながら、自分の良さをどこで出そうか考えてプレーする時間が多かったです。今はチームで崩すとか、コンビネーションで味方の動きを見ながら動き出すとかコンビネーションが身についています。 

 移籍したら人間関係も一からやり直さなければいけない。新しい考え方や、いろいろな人と関わることを覚えました。どの選手と組んでも自分の良さを出して味方の良さを引き出せるように考えるようになりました。 今は、どのポジションでも、どの選手とプレーしても、自分のプレーが出せることを自分の強みにしたいと思っています。 

WEリーグ 古巣対決に燃える脇阪麗奈選手（セレッソ大阪ヤンマーレディース）「自分がゲームをコントロールし、ゲームを決めるゴールをする」

吉田恵監督就任でより確実に勝てるチームへ   

今シーズンは守備的なメニューの練習が多くなりました。攻撃は、そのままベースを引き継ぎ、失点を少なくしていきたいと意識しています。 

昨シーズンは、崩されたというより、ちょっとした隙を突かれたり、何かが噛み合わなかったりしたときの失点が多かった。多分、そこは皆が感じてるところです。守備の練習中の話し合いはすごく多いです。結構バチバチにやっています。  

伊藤めぐみ選手（ＡＣ長野パルセイロ・レディース）の新しい基準　「自分は得点できる選手だと気づけた」　WEリーグの新シーズンに挑む

目標はタイトルの獲得 

３つのタイトルを全部とりに行く気でいこうとチームで話しています。今まで、ずっと近さん（近賀ゆかり選手）が「内容がどんなに悪くても勝つことが大事」と言ってくれていました。チームとして勝つことへのこだわりを持っていきたいと思います。 

 個人としては３つの公式を合わせて１０得点１０アシストの結果を残したいと思います。チームの中で一番走って一番戦う姿勢を見てほしいと思います。 

（インタビュー：２０２４年８月２６日　石井和裕）

WEリーグ上位進出を狙うノジマステラ神奈川相模原　蘇る自信と活かす総合力

WEリーグ５位以上、観客動員２千人　もっと激しく速く美しく　ちふれＡＳエルフェン埼玉が次の挑戦へ

女子サッカーの 秋春シーズンが開幕 WEリーグ全１２チームの選手が集合　８月と９月の #女子サカマガ（無料記事）