千葉のスポーツ・企業・地域をつなぎ活性化を目指す「AMBITION for CHIBA」始動 7月8月の #女子サカマガ (無料記事)
千葉県内のスポーツクラブが5つが横断連携 女子サッカー・なでしこリーグのオルカ鴨川FCも参加
2024年7月22日、灼熱の日差しの下、フクダ電子アリーナで「AMBITION for CHIBA」がスタートしました。プレス発表会には、AMBITION22に加え、ジェフユナイテッド市原・千葉、VONDS市原、房総ローヴァーズ木更津FC、オルカ鴨川FC、T2 surf academy、社会福祉法人信和会、みらいきれいが参加しました。
プロジェクトのリーダーは羽生直剛さん
「AMBITION for CHIBA」は、千葉のスポーツチーム・アスリート・企業・地域をつないで、「スポーツ」×「ビジネス」における新しい価値共創のもと、千葉の活性化を目指すプロジェクトです。株式会社AMBITION22の代表取締役 羽生直剛さんは3つのカテゴリーを設け、価値を提供したいと話しました。
①スポーツの価値を最大限活用したビジネス企画・開発
②故イビチャ・オシム監督の哲学に基づいた組織構築・人材開発
③スポンサー制度の活用(一過性のスポンサー制度と異なるサステナブルなコミュニティ形成)
スポンサー制度の活用はスポーツ産業の成長を促すか
その中で筆者が注目したいのは③スポンサー制度の活用です。スポンサー企業間での交流と連携機会の提供により業界を超えたパートナーシップの構築をサポートするというのです。多くのスポーツクラブは、人的リソースが限られ、スポンサー営業の時間を十分に確保することができません。特に、スポンサー契約をした企業と継続してコミュニケーションを図って共創していくことの難しさに頭を悩ませます。複数のクラブの営業を効率的に株式会社AMBITION22が外部からフォローアップするとなると、期待が大きく膨らみます。
房総ローヴァーズ木更津FCのオーナー カレン・ロバートさんは「スポンサー様が100社くらいいらっしゃるので、全てのスポンサー様に満足していただけているわけではない」と話します。VONDS市原 代表取締役社長 佐藤健さんによるによるとVONDS市原は「スポンサーさんのフォローアップは自分も含め総動員でやっているのが現状」とのこと。
スポンサーさんたちが一緒に成長できる場に
オルカ鴨川FC 取締役社長 北本綾子さんは、このプロジェクトへの期待を語りました。
「クラブの立ち上げ時から応援していただいているスポンサーさんがたくさんいらっしゃいますが、一方でフォローアップできずに継続していただけくなったスポンサーさんもいらっしゃいます。私たちはWEリーグ参入を目指していますが、もっとたくさんの方に賛同いただかなければならない。でも、営業部のフロントスタッフが足りない体制でやっております。ですから、そういった意味でこのプロジェクトで企画をしていただいて、私たちのスポンサーさんたちが一緒に成長できる場をいただけたら嬉しいです。そして、プロジェクトに参加された皆さんが、どのようになことに苦労され、どのような工夫をされているかを、この横のつながりを生かして勉強していきたいと期待しています。」
「AMBITION for CHIBA」は「スポーツ」×「ビジネス」の力で、関わるすべての人々の可能性を追い求め、日本社会の新たな成長への貢献を模索していきます。
今月の #女子サカマガ を振り返る
パリ五輪男子サッカーのU-23エジプト代表vsU-23ドミニカ代表を日本の審判団が担当しました。主審は山下良美さん、副審は坊薗真琴さんと手代木直美さんというお馴染みの女性3人です。 オリンピックのサッカー男子の試合を女性審判員が担当するのは史上初。なぜ、この3人の審判員は男子の試合を担当できるのでしょうか。その答えの一つが、この記事には書いてあります。プロフェッショナルレフェリー(PR)トレーニングキャンプに密着し、審判員の置かれた環境や技術向上のための取り組みを取材しました。
男子も女子も優れた選手がイングランドに渡ります。それはラグビーでも同じようです。現在は世界最高峰リーグといわれるPWR(Premiership Women’s Rugby)のイーリング・トレイルファインダーズでプレーしている玉井希絵選手を訪ね、イングランドでのアスリート生活についてお聞きしました。女子サッカーと真逆の現象もあり驚きました。一時帰国の際に取材をしたので撮影場所は青山です。
WE Love 女子サッカーマガジンは初のトークイベントのテーマに「人気スタジアムDJから見える女子サッカー」を選びました。会場は満席。トークイベントで語られたスタジアムDJの仕事、スタジアムDJから見える女子サッカー、チーム運営のスタンスを記事にしています。おかげさまで、各地のスタジアムDJよりご好評いただきました。イベントに参加いただいた皆さんありがとうございました。 様子の伝わる写真と動画を掲載しています。
国際審判員の小泉朝香さんに「審判の楽しさ」と「審判のご苦労」をお聞きしました。取材申し入れのきっかけとなったのはAFC U-20女子アジアカップウズベキスタン2024開幕戦。足首まで雪に埋まった小泉さんの写真です。どうしても試合のことをご本人に聞いてみたいと思いました。取材場所となった東京ドームシティ内に誕生したサッカーの新体験施設「JFAサッカー文化創造拠点 blueーing!」は、とても楽しい飲食施設なので話が弾みました。今度はプライベートで行きたいです。
北信越女子サッカーリーグ2024で苦戦するリリーウルフ.F石川を取材しました。取材場所は金沢駅近くのホテルのロビー。テラス席から金沢ゴーゴーカレースタジアムが見えました。取材から、一般的な報道だけでは理解できない能登半島の厳しい現実を知ることができました。この取材の後に金沢ゴーゴーカレースタジアムに向い、MS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~を取材しています。試合後はとても美味しい寿司をいただきましたが、取材が長引くことを予想して、寿司屋の予約時刻は22時からでした。
次月の #女子サカマガ をご紹介
このような記事を予定しています。あなたの考えを裏付ける、生の最新情報をWE Love 女子サッカーマガジンで入手できます。来月もよろしくお願いします。
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(2024年7月26日 石井和裕)