WE Love 女子サッカーマガジン

日本でも配信開始!遠藤純選手らが活躍 世界最高峰アメリカ女子プロサッカーリーグNWSL(無料記事)

アメリカ女子プロサッカーリーグNWSL(National Women’s Soccer League)は昨年、総観客数が100万人を超えたと報じられました。2021−22 YogiboWEリーグの総入場者数が約17万人ですから規模の差に驚きます。そんなNWSLの試合を日本で視聴できることになりました。DAZNが、NWSLとNWSLカップの放映権を獲得したのです。

NWSLは、2013年に全8チームによりスタートし、11年目を迎える今シーズンは全12チームによって争われます。2022年シーズンの1試合平均入場者数は7千人以上と高い人気を誇ります。2022年シーズンの開幕戦は平均1万人を突破。その人気は年々拡大しています。

著名人が出資する有力チームに注目

過去に2度優勝経験のあるノースカロライナ・カレッジは、女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手が共同オーナーを務めています。また、昨季から参入したエンジェル・シティーFCは、ハリウッド俳優のナタリー・ポートマンさん、元女子プロテニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズさんの夫アレクシス・オハニアンさんらが共同オーナーに名を連ねるなど、アメリカ国内での人気は高まるばかりです。

遠藤純選手ら日本人選手が活躍

日本人選手も中心選手として活躍中です。FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023カップで活躍が期待される遠藤純選手(エンジェル・シティーFC)、杉田妃和選手(ポートランド・ソーンズFC)三浦成美選手(ノースカロライナ・カレッジ)のプレーには注目が集まります。さらに、なでしこジャパンがワールドカップで優勝した際の中心メンバーだった永里優季選手(シカゴ・レッドスターズ)、川澄奈穂美選手(NJ/NY ゴッサムFC)のベテラン2人も健在ぶりをアピールしています。

一方のNWSLチャレンジカップは、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大に伴いリーグ戦中止が予期なくされた際に実施されたカップ戦です。初年度はトーナメント方式でしたが、翌年以降はリーグ戦に変更され、12チームで争われる今季は開催時期もシーズンと並行して行われることになりました。そのため、選手起用を含めて、各チームがどんな采配をとるかといった点も見どころとなります。

世界最強・米国女子サッカーの最新状況は、これからの日本の女子サッカーの行末を見極めるためにも見逃せません。

(2023年3月24日 石井和裕)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ