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食でスポーツを支える 来場者の満足を高めるINAC神戸レオネッサのV I Pラウンジの食提供とは

日本最大級のフードデリバリーサービス『ごちクル』(https://gochikuru.com)を運営するスターフェスティバル株式会社がINAC神戸レオネッサとスポンサー契約を締結しました。スターフェスティバル株式会社はプラットフォーマーと呼ばれる事業形態をとっています。飲食店や製造工場等が中食産業(お弁当やケータリングの事業)に参入するために必要な商品開発、販促、受注、配達の機能を提供していします。製造パートナー、配送パートナー等と共に事業を拡大しています。

ミニフラッグが並ぶハンバーガー  提供:スターフェスティバル

例えば『ごちクル』から、高級のり弁専門店「海苔弁いちのや」、創業160年の名料亭「下鴨茶寮」、二世紀に及ぶ歴史誇る料亭「なだ万(なだ万厨房)」、恵比寿発祥 ハンバーグ専門店「山本のハンバーグ(お弁当店)」等の人気店のお食事を注文することが可能です。国立競技場のボックス席には歌舞伎座サービスのお弁当をオリジナルアレンジしてお届けしました。

歌舞伎座のお弁当をオリジナルアレンジ 提供:スターフェスティバル

今回は、スターフェスティバル株式会社 ロイヤルリレーション部企業営業2グループ グループリーダー ごちクルP J 企業セールス ユニット1 ごちそうクルーの藤倉貴久さんに、スポーツ団体と食のお話をお聞きしました。

藤倉貴久さん 提供:スターフェスティバル

藤倉『ごちクル』の事業にはいくつかのテーマがありますが、その中の一つが「食でスポーツを支える」です。過去の『ごちクル』の注文履歴を見ると、スポーツ団体からの注文が多く見られたことがきっかけでスポーツに関する事業を拡大していきました。

『ごちクル』では、東京2020大会、ラグビーの国際大会(2019年)のブロードキャストや運営・ボランティアスタッフのお弁当の手配を担当させていただきました。また、2022年より静岡ブルーレヴズのスポンサードをし、選手の練習時のお食事、シーズンオフの懇親会、スポンサー向けのキックオフパーティ、試合のV I Pルームの食をサポート、飲食売店の運営管理をさせていただいています。

INAC神戸レオネッサとは、2021−22シーズンの5月14日に国立競技場で開催されたホームゲームのV I Pルーム、スポンサー席、ボックス席のお食事の対応をさせていただいたときからのお付き合いです。その試合で、我々もマッチスポンサーをさせていただきました。

このときのお客様から好評のお声をいただき、2022−23シーズンはシーズンを通してスポンサー契約を締結させていただきました。V I Pルームの食をサポートすることにはじまり、この先チームに生じうる様々な食事まわりの課題を解決することで、スポーツ・地域社会の振興を応援していく考えです。

国立競技場のV I Pラウンジは奥行きがあります。新型コロナウィルス感染症の対策で、お席の間隔も広く取ったでしょうし、オペレーションが大変だったのではないでしょうか?

藤倉そうですね。お食事をされるお客様をお待たせしてはいけません。汗をかく会場でした(笑)。おかげさまで、お食事の味、今までとは違う提供の方法についてご評価いただけました。チームエンブレムをあしらったフラッグの装飾や寿司職人が会場に入りましたし、ローストビーフはお客様の目の前でカットしました。

寿司職人も出張 提供:スターフェスティバル

私は2007年までの日本サッカー協会やクラブのV I Pルームのケータリングしか知りませんが、当時の食の提供方法とは、随分と違う印象ですね。「お客様がご飯を食べなければならない時間帯の試合だから食事を出しましょう」というよりは「楽しんでいただく、フィンガーフードを片手にいつもは会わない方が集まって会話を弾ませる」といった、単に食を提供するにとどまらないサービスを意識されているのではないでしょうか?

藤倉どんなに良いパーティーを催しても食事が良くないと、その悪い印象が残ります。ですから、ありきたりのものではなく、どのようなオリジナリティを出せるかを常に考えてきました。

国立競技場で提供したフードにエンブレム入りのフラッグを装飾したのは御社のアイデアですか?

藤倉はい。我々の提案が採用されました。「こんなことをやってくれるんだ」と、お客様におっしゃっていただきました。

エンブレムを大胆に取り入れる 提供:スターフェスティバル

印象に残る食を提供したい 

食に携わる御社の立場から、スポーツイベントにおけるV I P席の役割をどのように考えますか?

藤倉スポーツイベントにおいて、食は主役にはならないと考えています。ただし、V I Pルームは、ただ試合を観戦するだけではなく、今後のための商談の場所と意識されているチームも多いです。

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