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山下良美さんが感情の変化をリアルに感じたFIFAワールドカップ カタール2022「よりサッカーに魅了されて帰ってまいりました」

「サッカーのすごさを感じて、よりサッカーに魅了されて帰ってまいりました。」

審判員の山下良美さんが帰ってきました。FIFAワールドカップ カタール2022の6試合で第4審判を担当。第5の審判員と協力しながら「良いゲームにするため」円滑に試合を進めました。2022年12月15日に開催されたリモート記者会見で、その経験を「やるべきことを精一杯やった」と振り返りました。山下さんはカタールで何を感じたのでしょうか。

山下良美さん担当試合

ガーナ代表対ウルグアイ代表 2022年12月()
カナダ代表対モロッコ代表 2022年12月1日()
ウェールズ代表対イングランド代表 2022年11月29日()
ベルギー代表対モロッコ代表 2022年11月27日()
イングランド代表対アメリカ代表 2022年11月25日()
ベルギー代表対カナダ代表 2022年11月23日(水)

国を背負って戦う思いが伝わってくるFIFAワールドカップ

FIFAワールドカップ カタール2022の審判員に選出され、5月の記者会見で、山下さんは、このように話していました。

「FIFAワールドカップは夢のまた夢と思っていたので正直なところ驚いたというのが最初の気持ちです。でも、それが夢になりました。」

そして足を踏み入れた夢の大舞台で、山下さんは、ファン・サポーターそして選手の感情の変化をリアルに感じていました。

「嬉しさを爆発したり、悔しくて涙を流したり、サッカーというスポーツがこれだけ心を動かせる、すごさを感じました。どの試合も選手の顔、雰囲気で、国を背負って戦う思いが伝わってくるので、それがワールドカップという場所なのだと思いました。」

グループステージを終えた段階で、F I F Aのジャンニ・インファンティーノ会長は大会を「史上最高」と表現しました。日本代表がドイツ代表とスペイン代表を破り、サウジアラビア代表がアルゼンチン代表を下しました。筆者は、予想外の番狂わせ、ヒートアップする激戦が続いたFIFAワールドカップ カタール2022の印象を山下さんに聞いてみました。これまでのW杯との違いはあったのか、そして予想と違ったところはあったのでしょうか。

山下さんは「私自身は初めて参加したので比較はしにくい」と前置きした上で、審判員の立場から話しました。

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