マイナビ仙台レディースがスタートダッシュ 2022−23 YogiboWEリーグでの思い切った集客策に注目【石井和裕の #女子サカマガ PKど真ん中】
マイナビ仙台レディースが3位につけています。2022−23 YogiboWEリーグ第4節はユアテックスタジアム仙台に大宮アルディージャVENTUSを迎え0−4で敗戦。攻守の要となる隅田凜選手が9分で負傷交代し、直後に13分、17分の連続失点。痛い初黒星となりました。
とはいえ、第3節までは順調でした。今シーズンから加入した中島依美選手が中盤の重要な役割を果たし、隅田凜選手と連携。最終ラインから最前線までが意思統一したタイトな守備を披露してきました。攻撃陣では、同じく新加入のスラジャナ・ブラトヴィッチ選手が全ての試合に出場。第2節で得点し存在感を示しています。
※この記事は青木アキヒロさんによる情報提供を元に作成しています。
マイナビ仙台レディースは集客の面でも奮闘しています。第1節の入場者数は3千117人、第4節は1千686人。ここまで開催された2つのホームゲームで、昨シーズンの平均入場者数1千173人を大きく上回っています。チームスローガンは「S H O O T F O R T H E S T A R S」。サポーターのM S Tさんは「まず、かっこいい。仙台七夕にちなんだベガルタ時代のD N Aを違う形で、スッキリと表現。アパレルにも巧みに展開しています。マークにも★があしらわれ、地元と共に歩む姿勢がハッキリと。」と、マイナビ仙台レディースのコミュニケーションを高く評価します。
テレビ局との良好なリレーションが強み
T B Sで毎週日曜13時から放送中のSnow Manの冠レギュラー番組『それSnow Manにやらせて下さい』10月30日放送「プロスポーツチームのリアルすぎるそれ! Snow Manに解決させて下さい」を見てマイナビ仙台レディースに興味を持った方も来場されているかもしれません。マイナビ仙台レディースとジャニーズの絡みは大きな話題となりました。
マイナビ仙台レディースはテレビ局とのリレーションが良く、宮城県は他の地域と比べるとメディアで女子サッカーが取り上げられる機会が多い地域です。
WEリーグ開催週末を明けた月曜日もしくは火曜日の夕方のニュース番組のスポーツコーナーでは、ほぼ試合が取り上げられます。週末のスポーツ情報番組『スポルたん!N E O(仙台放送)』『サタデーウォッチン! (tbc東北放送)』『ミヤテレスタジアム(宮城テレビ)』では、頻繁に特集が組ます。
22日(土)開幕.WEリーグ
マイナビ仙台レディースDF
市瀬菜々キャプテンにご出演頂きました
開幕戦ちふれASエルフェン埼玉戦
22日(土)午後1時ユアテックスタジアム仙台
宮城県民は自由席(北)が無料
チームの公式HPからお申込みください#マイナビ仙台レディース#市瀬菜々選手 pic.twitter.com/kIfkZhKJzh— ミヤテレスタジアム (@miyatelestadium) October 16, 2022
#スポルたん
11/19(土)ゲストは🌈🌈
マイナビ仙台レディース #中島依美 選手がスタジオ生出演でした⚽️✨勝手ながら…いよいよ始まるW杯の予想もして頂きました🙇♀️✨
中島選手ありがとうございました☺️
またお待ちしています〜🥹🇯🇵ガンバレ!日本🇯🇵#マイナビ仙台 pic.twitter.com/CHwJuCt6Hg
— 仙台放送 スポルたん!NEO (@sportan) November 20, 2022
#マイナビ仙台レディース
次節は@ユアスタ
来週土曜日11/26 対 大宮
連勝を期待して応援しましょう☆
#松本真未子選手#万屋美穂選手
リポートありがとうございました
(撮影時のみマスクはずしています) pic.twitter.com/51c5s6hwtv— ウォッチン!スタッフ (@watchinstaff) November 19, 2022
駅と街を染めるマイナビブルー
「杜の都」と呼ばれる仙台市。緑の多い街ですが、クリムゾンレッドの東北楽天イーグルス、ベガルタゴールドのベガルタ仙台に混じって、マイナビブルーの告知物も目立ちます。仙台市では女子サッカーが身近な存在となっています。中心街とユアテックスタジアム仙台を結ぶ仙台市地下鉄南北線ではマイナビ仙台レディースのポスターがファン・サポーターを出迎えます。
仙台駅前から歩いて数分の東五番丁のアーケード街入り口から東二番丁までのクリスロード商店街には大きな横断幕が掲げられています。2022−23 YogiboWEリーグ開幕前にマイナビ仙台レディースホームタウン協議会が主催した激励会は大きなニュースとなりました。仙台市内を歩いてみれば、各地で選手の笑顔のビジュアルを目にします。こうした応援や地域団体や企業との協力関係もあって、宮城県は「女子プロリーグに関する調査」(2022年1月26日発表)でWEリーグの認知率が最も高い県となりました。
クラブの前身・YKKフラッパーズから応援を続ける青木アキヒロさんは、今シーズンのホームゲームで行われるプレゼントプロモーションを嬉しく感じています。
「開幕戦では、りんご『紅将軍』と『らいでんメロンゼリーミックス』をいただきました。キックターゲット300円で今シーズンのポスターも。もちろん最大のプレゼントは勝点3とみんなの笑顔です。」
また、この時期の観戦に欠かせないアイテム「ブランケット」を先着プレゼントする等、マイナビ仙台レディースは来場のリピートにつながる仕掛けを続けています。
全ホームゲームで無料観戦できるサポーターズクラブ無料会員登録
2シーズン目のWEリーグで、マイナビ仙台レディースはプレゼントプロモーションにとどまらず、思い切った施策を投入しました。それが「自由席北」を無料で観戦できるお得なキャンペーンです。
サポーターズクラブに無料会員登録 https://www.mynavisendai-ladies.jp/sc-flow.html すると、会員は「自由席北」を2023年3月までの全ホームゲームを無料で観戦できるのです。このキャンペーンを利用して、初観戦するファンが増えています。そして、招待券を配布するのではなくサポーターズクラブに無料会員登録するのがポイントです。マイナビ仙台レディースは、無料会員登録を機会に会員になった方に重要なお知らせを配信することが可能となります。
🔵YogiboWEリーグ 04 #大宮V🟢
\📅11月26日 ホームゲーム開催✨//
✅先着777名様「ブランケット」プレゼント🎁
✅#網走 物産展inユアスタ🐟🏟
✅SC会員「自由席北」無料ご招待👏
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— マイナビ仙台レディース (@mynavisendai) November 16, 2022
WEリーグの各チームは1年目の経験を活かし、2シーズン目の集客施策をおこなっています。リーグ事務局はノウハウの共有をサポートしています。第4節までのWEリーグ全体の平均入場者数は1試合あたり1千771人。昨シーズンを上まわり推移しています。
短期目標の達成から地道な顧客の育成にシフトしたWEリーグ
2021−22 YogiboWEリーグの平均入場者数はリーグ元年の平均入場者数は1試合あたり1千560人に終わりました。損益分岐点から算出された平均入場者数目標は1試合あたり5千人、これには届きませんでした。
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