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「クラブ寝耳に水」の意味がちょっと違った永里優季選手の移籍 NWSLの拡張ドラフト(expansion draft)とは?

米国女子プロサッカーリーグNWSLNational Women’s Soccer League)のシカゴ・レッドスターズに所属し、20201231日まで神奈川県サッカーリーグ2部のはやぶさイレブンに期限付き移籍している永里優季選手の所属が、2021年シーズンより、同じくNWSLレーシング・ルイビルに変わることが発表されました。永里優季選手は期限付き移籍を契約通りに20201231日で満了し、年明けに米国に戻り、レーシング・ルイビルへ合流するものと思われます。年内は男子チームの中での挑戦が続きます。一部のメディアが「クラブ寝耳に水」と報じ、その後、記事の修正が行われた、このニュースを解説します。

 拡張し続けている米国女子プロサッカーリーグNWSL

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響でNWSLはシーズンを大幅に短縮。7月に行われたチャレンジカップで永里優季選手が所属するシカゴ・レッドスターズは準優勝しました。その後、すぐに試合開催の予定が発表されておらず、永里優季選手は2021年シーズンの開幕までを利用してはやぶさイレブンに期限付き移籍しています。シカゴ・レッドスターズに所属したまま、はやぶさイレブンに、いわゆるレンタル(ローン)が行われています。同様に、同時期に川澄奈穂美選手もスカイ・ブルーFCからINAC神戸レオネッサに期限付き移籍をしています。

永里優季選手が2021年シーズンから所属することになるレーシング・ルイビルNWSLに2021年シーズンから新規参入するチームで、本拠地はケンタッキー州ルイビル。永里優季選手とアメリカ女子代表のサバンナ・マカスキル選手の2人がシカゴ・レッドスターズから移籍することになります。他の移籍選手の発表よりも早く2人の移籍は発表されており、レーシング・ルイビルは永里優季選手を目玉選手として高く評価しているようです。

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