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【森雅史の視点】2024年5月24日 J1リーグ第16節 川崎フロンターレvs柏レイソル

J1リーグ第16節 川崎F 1(1-0)1 柏
16:03キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 入場者数21,598人
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川崎はすっかり自信を失っている。

 

試合開始から積極的に攻める柏に対して川崎はマルシーニョを走らせるカウンターで対抗する。手数は柏の方が多かったものの、30分、脇坂泰斗がパスワークの中に個人技を絡めてペナルティエリアを突破し、先制点を挙げた。ここまではまだよかった。

 

ところが後半、ミスパスが連鎖してたちまちリズムを失ってしまった。それまでいいプレーをしていた選手もパスを簡単に相手に渡し、そのあとはミスが続くようになる。そのため後半は一方的な柏のペースになった。59分、混戦の中から木下康介が決めて同点に。アディショナルタイムにジェジェウがFKをヘディングで決めて勝ち越したかと思われたが、これはVARで取り消しになり、結局は引き分けで終わった。

 

もっともチョン・ソンリョンの活躍がなければ柏があと3点決めてもおかしくなかった。特に51分、マテウス・サヴィオのシュートが木下に当たってゴールに飛んだが、体が倒れながらもこれを右足に当てて防ぐ。このプレーには思わず細谷真大も「ナイスキーパー」と声をかけたというほどのスーパーセーブだった。

 

そのチョン・ソンリョンはこの引き分けを「連敗が止まった」と前向きに捉えていた。6月2日に開催される次のホーム・名古屋戦で立ち直りを確実にしたいところだろう。一方の柏は5月29日にACL決勝帰りの横浜FMと延期されていた第9節を戦う。疲労困憊の相手を叩いて、さらに上位に躍進するかもしれない。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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