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【森雅史の視点】2023年12月3日 J1リーグ第34節 湘南ベルマーレvsFC東京

J1リーグ 第34節 湘南 0 (0-0) 1 FC東京
14:03キックオフ レモンガススタジアム平塚 入場者数12,653人
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すでに退団が発表されたFC東京のアダイウトンを送り出すムードに満ちた試合になった。FC東京の応援がアダイウトン中心になるだけでなく、チームもアダイウトンにボールを集め何とか花道を作ろうとする。52分、アダイウトンはロングパスを収めると小泉慶にパス。小泉はそのボールを持ちだしてこの試合の唯一のゴールを決めた。アダイウトンは72分に交代したが、大きな拍手に包まれていた。

湘南は開幕戦では首位だったものの、一時は最下位に沈むなど振れ幅の大きなシーズンとなった。毎年主力選手を抜かれてはチーム力の安定は難しい。財政状況が安定するまでひたすら耐え忍びつつ、計算が立つようになったところで上を目ざすということになるだろう。今年も日本代表ストライカーが移籍しながら残留を果たしたということは評価しなければならない部分だ。その点では他の経営が苦しいクラブの手本となっているが、ここからどう浮上していくかを示してくれることも望まれる。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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