J論プレミアム

【森雅史の視点】2023年2月17日 J1リーグ 第1節 川崎フロンターレvs横浜F・マリノス

J1リーグ 第1節 川崎F 1(0-2)2 横浜FM
19:04キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数 22,563人
試合データリンクはこちら

 

横浜F・マリノスが昨シーズン優勝した価値を見せた。

シーズン開幕前に昨季王者として臨んだFUJIFILM SUPER CUPで横浜FMは試合勘を取り戻していた。対する川崎フロンターレは今年の公式戦初戦。両者の温まり方の違いが前半の2点に表れていたと言えるだろう。もっともそれだけではない。横浜FMは川崎のパスワークの潰し方を徹底しており、山根視来が横浜FMの混乱を招いたポジションの動かし方にもすぐに対応してみせた。

この日の観客は22,563人。コロナ2019のせいで大きく落ち込んだ平均観客動員数を感染流行前の平均約2万人に戻すためには幸先のいい数字となったが、優勝争いに絡んでくると思われる両者は、もう少しシーズンが進んだ後に対戦したほうが内容的にはもっとよかったかもしれない。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ