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【森雅史の視点】2022年10月29日 J1リーグ第33節 湘南ベルマーレvsサガン鳥栖

J1リーグ第33節 湘南 3(2-0)0 鳥栖
15:04キックオフ レモンガススタジアム平塚 入場者数 11,350人
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両者のモチベーションの差は明らかだった。J1残留が確定しておらず、町野修斗と谷晃生の日本代表入りアピールという別の面も持っている湘南は、試合開始早々、降格も上位進出もなくなっている鳥栖を攻め立てた。7分、町野がクロスをフリーでヘディングして先制点を挙げると、21分には鳥栖DFの緩慢な動きを見逃さずにボールを奪って2点目を決める。後半開始早々、鳥栖がPKを得るが谷がストップし、78分にはCKからダメ押し点を叩き込んで3-0。鳥栖は勝点41を奪ったころの連動性や推しみないプレーがすっかり影を潜め、別のチームのようなパフォーマンスだった。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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