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【田村修一の視点】2022年6月26日J2リーグ第23節 ジェフユナイテッド千葉vs東京ヴェルディ

J2リーグ第23節 ジェフユナイテッド千葉3(2-0)1東京ヴェルディ
14:03キックオフ フクダ電子アリーナ 入場者5,726人
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ここまで5戦負けなしの千葉が効率よく得点を重ね東京Vに快勝した。時間帯も理想的だったとはいえ、先制点(6分)はFK、追加点(37分)はPK、3点目(47分)はCKからで、いずれもセットプレーからの得点だった。攻撃は屈強な2トップ(櫻川とブワニカ)に当てての展開とパスを繋いでの構築を目指しているのだろうが、その点では今後に課題を残した。見木(MF)と秋山(SB)の左サイドには可能性を感じる。

敗れた東京Vには、天皇杯3回戦で川崎Fを破ったことのしわ寄せが現れていた。疲労の蓄積と普段とは異なるポジションでの選手起用。意図した両サイドから揺さぶるスタイルは、試合開始直後と後半途中からしか見られなかった。とはいえ地力がないわけではない。立て直しに期待したい。

 

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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