J論プレミアム

【田村修一の視点】2021年8月14日 J2リーグ第25節 ジェフユナイテッド千葉vsアルビレックス新潟

J2リーグ第25節 ジェフユナイテッド千葉0(0-0)0アルビレックス新潟
18:04キックオフ フクダ電子アリーナ 入場者3,193人
試合データリンクはこちら

 

前節アウェーの山形戦に続き、千葉が上位の新潟をホームに迎えた試合。守備は安定を取り戻した。前線からの組織的なプレスに加え、危険の目を察知して要所を締める個の能力の高さを選手たちは発揮し、新潟に攻撃の形をほとんど作らせなかった。課題は攻撃にある。特に守備から攻撃への切り替えの遅さはチャンスの可能性を自らつぶしている。より効果的であるためには、トランジションにおけるもうワンランク上の動きの質と量が求められる。簡単ではないが、そこが改善できれば千葉の上位進出の道も開けてくる。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ