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【田村修一の視点】2021年5月9日 J1リーグ第13節 横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸

J1リーグ第13節 横浜F・マリノス2(1-0)0ヴィッセル神戸
13:03キックオフ 日産スタジアム 入場者4,977人
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Jの上位チーム同士の対戦に相応しい、スリリングな攻防に溢れた好ゲームだった。勝負を分けたのはプレスの質の違いと、そのプレスをかいくぐりながら攻撃を仕掛けられるチームの成熟度の違いだった。前半30分過ぎまでは前線からの積極的なプレスでマリノスの攻撃を分断しながら、その後はバランスを崩されて破綻をきたした神戸と、その神戸のプレスに攻撃のリズムを崩されながら、天野純の投入で突破口を見出した横浜FM。先日のコラムで批判したオナイウ阿道が、この試合ではメリハリの利いたプレスをキッチリとかけた。とはいえアンドレス・イニエスタのパスから、古橋亨梧なりリンコンなりが得点していれば、試合はどう転んでいたかわからなかった。そうした紙一重が結果を分けるのもサッカーの面白さではある。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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