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【田村修一の視点】2021年3月3日 J1第11節 川崎フロンターレvsセレッソ大阪

J1第11節 川崎フロンターレ3(1-2)2 セレッソ大阪
18:03キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数4756人
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フジゼロックススーパーカップから3連勝。この日、フロンターレが見せたのも際立った安定感だった。大久保の2得点は、攻守のバランスを崩し得るものだった。だが、2度の同点弾は、先制点の直後と後半開始早々。相手をゆさぶる展開から、最後は若いセレッソCB陣の経験不足を的確に突いての得点だった。三苫の決勝点も含め、今年のフロンターレもチームの完成度・成熟度で他の追随を許さない。バランスが崩れる瞬間が来るとしたら、それはACLの戦いが始まって以降になるのだろう。

 


 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。

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