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反町監督の面白い会見、北野監督の初陣レポ、カイオ・セザール獲得の狙いとは『今週の大島和人おすすめ3本』(6/25~)

タグマ!サッカーパック』ユーザーに向けて、サッカーパック対象コンテンツをご案内するコーナーが復活。6月は「球技ライター」大島和人さんが毎週「これは!」と思った記事をおすすめとして紹介いきます。
※コンテンツ対象期間:6月17日~6月23日

 

【横浜FM vs松本】反町康治監督記者会見コメント「何回も言いますが足りない部分はあるにしても、なんとか這い上がっていきたい。そういう『松本魂』を見せていきたい」(松本雷鳥通信)
試合後の監督会見について「誰も本当のことを喋らない」と腐す人もいる。しかしよく観察してみれば、少なくとも指揮官の「人となり」は間違いなくよく分かる。
松本山雅FCの反町康治監督は内容と別に語り口の妙があり、特に敗戦コメントが面白い。センテンスに意味があったりなかったり、クリティカルな言及も抑えめだったりするのだが、何となく「分かった気分」にさせる話術の妙を皆さんも味わえるはずだ。反町監督の渋い顔が思わず脳裏に浮かぶ内容だった。

 

北野監督の初陣は衝撃的な大敗。4失点の対価に得た成果をもとに立ち上がることができるか【J2第19節レポート第1報/タビナス ジェファーソンとの一問一答】(ぎふマガ!)
今季のJ2は勝ち点を見ても上下の差がなく、22チーム全てがそれなりの戦いを見せている。しかしFC岐阜はJ2の最下位と苦しんでいて、大木武・前監督が18日に退任。昨季までカマタマーレ讃岐で指揮を執っていた北野誠氏が新監督に就任している。これはその初陣となった22日の山口戦に関するレポート。0-4の大敗に終わった一戦について北野監督が「3日間の準備」でチームの何を残し、何を変え、試合後に何を反省しているかというディテールが分かる。

 

【コラム】カイオ・セザールの獲得について~獲得の狙い~(長崎サッカーマガジン「ViSta」)
Jリーグの『第2登録期間(ウインドー)』は7月19日からで、今はまさに水面下の動きが進んでいる時期だ。V・ファーレン長崎はJ2の第19節を終えて8位に沈んでいるものの、自動昇格圏内の2位とは勝ち点7差と挽回は十分に可能。クラブはそのような中で川崎フロンターレからカイオ・セザールを期限付き移籍で獲得した。長崎が今どういう課題を抱え、なぜこの新戦力を必要にしたかという背景が明快に書いてある原稿だった。

 

大島和人(おおしま・かずと)

1976年生まれ。出身地は神奈川、三重、和歌山、埼玉と諸説あり。AFCアジアカップ1992の中国戦でサッカー愛に目覚め、Jリーグ発足&代表の躍進とともにサッカーにまみれた青春時代を送る。なぜか「年代別代表」「クラブユース」に目が向くようになり、それと共にサッカーを愛する友も増えていった。Jリーグについては特定の応援クラブを持たない「箱推し」を長く続けていたが、2012年にJ’s GOALのFC町田ゼルビア担当となり、ヴァンフォーレ甲府や柏レイソルの番記者も経験。キャラの立ったクラブ、サッカースタイルはどこであれ美味しく食べるハングリーな姿勢は今も持っている。

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