ビルドアップ進化論。欧州のトレンド「密集化」が来季のJリーグで流行する予感【どこよりも早いJ1戦術総括⑧】
欧州におけるビルドアップのトレンドの1つは「密集化」。Jリーグでも一部散見されたスタイルは、来シーズンの大きな潮流なるのか? 流行の条件は整っているが果たして…。
【おもな内容】
・「擬似カウンター」は標準装備になりつつある?
・大迫、アンデルソン・ロペス、ジャーメイン良……ますますニーズが高まる収容型FW
・「密集せよ!」進化版・擬似カウンターが来季のJリーグを席巻する!?
「擬似カウンター」は標準装備になりつつある?
ボール保持からの攻撃方法は主に3つあります。第一に自陣からショートパスやドリブルでプレスを外して敵陣へ運ぶ。第二にロングパスで敵陣に運ぶ。第三は相手がプレスを諦めて引いた場合に敵陣へ運ぶ。
最初の2つは形としてはカウンターになります。自陣でのボール保持というと、ショートパスをつなぎながら丁寧にラインを通過してゆっくり敵陣へ入っていくイメージかもしれませんが、3つに2つは基本的に速攻狙いになります。
その中で、自陣で保持しながら相手をつり出してロングボールでの前進を狙うのが、いわゆる「擬似カウンター」です。
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