鹿島アントラーズの新シーズン予想布陣。豪華メンバーで歩む王道路線はキケンな香り!?【西部の移籍捜査網Vol.2】
大物の出入りが少ない今季のオフシーズンにあって異彩を放っているのが鹿島アントラーズ。岩政体制2年目で復権を期す鹿島の歩む道は王道なのか否か。2023年の戦い方を占う。
大物の動きが少ない移籍市場で意欲的補強を敢行した鹿島
今年のオフも大物獲得の動きがないですねー。2018年のアンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸への加入は大きな話題になりましたが、それ以降はそこまでの大物加入がありません。ちなみに2018年はフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)の加入もありましたし、今にして思えば華やかなオフでした。
円安の影響もあるのかもしれません。Jリーグは生活環境やリーグのレベルからいって、外国籍選手にとって本来はけっこう魅力的なはずなのですが、給料が安いのでは話になりませんからね。
今年の大きな動きとしてはやはり日本人選手が中心になっています。
意欲的なのは鹿島アントラーズですね。昌子源(ガンバ大阪)と植田直通(ニーム)のCB2人を獲得しています。さらにCFに知念慶(川崎フロンターレ)。このあたりは即戦力です。昌子と植田は元鹿島なので新加入感はあまりないですけど大きな補強ではあります。
北海道コンサドーレ札幌は小林祐希(神戸)を獲得しています。これはけっこう強力ですね。神戸はあれだけ終盤に活躍したのに放出しちゃったのは不思議ではあります。
FC東京が小泉慶(鳥栖)をピンポイントで獲得しています。ピボーテのところは戦術的な肝になるところなので、けっこう重要な補強なのでしょう。
ただ、全体的にインパクトが大きい補強は少ない気がします。逆に岩田智輝(横浜F・マリノス)、小林友希(神戸)がセルティックへ移籍しましたし、三竿健斗(鹿島→CDサンタクララ)、原輝綺(清水エスパルス→グラスホッパー)も移籍。高校から直接というのもありますね。チェイス・アンリ(尚志高校→シュツットガルト)、福田師王(神村学園→ボルシアMG)。これまでも宮市亮などのケースはありましたけど、Jリーグを経由しないケースも少数ですが継続しています。INよりOUTのほうが目立つオフです。
鹿島の2023は鈴木優磨しだい? 生かしたいザーゴ時代の教訓
仮の鹿島スタメン予想図を作ってみました。あくまでも仮です(笑)。
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