西部謙司 フットボール・ラボ

これが鳥栖のニューノーマル。快勝の磐田戦で見せたボールを支配する進化形態

今週の鳥栖ラボは磐田戦。形やメンバーは変っての安定のボール支配を見せて快勝した要因を分析する。

キレキレの岩崎悠人が投げかける日本代表のあり方 

ジュビロ磐田に2-0、快勝でしたね。43分に長沼洋一のロークロスを宮代大聖が決めて先制。85分には本田風智のクロスをニアで合わせた垣田裕暉がゲット。ストライカーそろい踏みの2点でした。

まだチャンスメークとシュート本数が少なめですし、磐田に決定機も作られていましたが、4バックもこなれてきたのではないでしょうか。

岩崎悠人が相変わらずキレキレでした。やはり代表効果なのでしょうか。これほど好影響を与えるなら、日本代表をJリーグ組中心に編成するのもアリかもしれませんね。無理して欧州組を日本へ呼び、コンディションを崩して所属クラブで出番を失う事態になるなら、欧州クラブでもポジションを確保している絶対的な選手だけ呼べばいいんじゃないでしょうか。

正直、カタールワールドカップの次のアジア予選なんてユルユルですからね。日本代表の強化という点ではあんまり期待できそうもない。だったら、Jリーグを活性化してくれたほうが回り回って代表強化にもつながるのではないかと。ワールドカップとその予選がFIFAのせいで変質していきますから、それに合わせた対応はどのみち考えないといけないんでしょうね。

今後も4バックは継続か? 的確な磐田対策と安定したボール支配率

24節、磐田戦はジエゴがCBで中野伸哉が左SB。2列目に長沼、菊地泰智、岩崎、1トップに宮代の4-2-3-1です。今後も4バックがメインなのかもしれませんね。

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