西部謙司 フットボール・ラボ

【J1第21節分析レポート】G大阪の食野亮太郎はやはり只者ではない“逸材”/戦術的に面白かった名古屋の流動的3-4-3。前半の攻撃は見事だった!/川崎を苦しめた松本山雅のセルジーニョ

毎週、火曜日(または水曜日)にお届けするJリーグ戦術分析。今週は、J121節の分析レポートをお届け。

再バルサ化路線のヴィッセル神戸とパトリック復帰のガンバ大阪、前半に素晴らしい攻撃を見せた名古屋の流動的な3-4-3のオーガナイズ、上位陣で独り勝ちをしたFC東京、清水や松本の奮闘など、まとめて振り返ります。

やはり只者ではないガンバ大阪の食野亮太郎

今節のビューティフルゴールは倉田秋(ガンバ大阪)でしょうかね。矢島慎也からのピンポイントのロブで抜け出して一発でコントロール、そしてややかすり気味に引っかけたシュートをファーポストへ。これ、狙っているのでしょうね。まともに打ってたほうが防がれたような気がします。

金Jのヴィッセル神戸vsG大阪は2-2。神戸はバルサ化復活2試合目です。アンドレス・イニエスタのドリブル、パスでボックスへ入っていくのと、サイドからウェリントンへのハイクロスが主な神戸の攻め手でした。8分にG大阪が先制したこともあって、その後は神戸がボールを握って攻めました。が、やはりつないでいるだけの時間が長いです。構えている守備陣をこじ開けるための緩急の変化がほしいところ。

G大阪は前半3-5-2、後半4-4-2。宇佐美貴史は3-5-2の左インサイドハーフでスタート。

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