サッカー番長 杉山茂樹が行く

1986年生まれの33歳トリオ、本田、長友、岡崎の現在過去未来

欧州の移籍期限(8月31日)が迫ってきた。最終日も押し詰まった段になって決まることはよくある話で、その昔、デポルティーボからバルセロナへ移籍したリバウドのように、それまで「移籍はしない」と言い続けておきながら、最終日になってバルセロナへ旅立っていった電撃移籍もある。

今季で言えば、ネイマールが最後まで目の離せない大物選手になるが、日本の海外組では、去就が注目されていた香川真司のレアル・サラゴサ(スペイン2部)入りが先日、発表された。

残るは本田圭佑のみという状況だ。日本代表から引退を表明しているとはいえ、来年の東京五輪にはオーバーエイジ枠で選ばれたがっていた本田。イタリアやオランダのクラブが興味を示しているというニュースを見聞きするが、欧州を一度離れた選手が再度、舞い戻ることは難しいとされる。

ミランでプレーした後、メキシコ(パチューカ)、オーストラリア(メルボルン・ビクトリー)でそれぞれ1シーズン、計2シーズンプレーした本田を受け入れてくれるクラブが欧州に存在するのか。

その前に、本田は(事実上の)カンボジア代表監督でもあるはずだ。オランダやイタリアでプレーすることは、これからアジア2次予選を戦おうとするカンボジアを、見捨てることを意味する。

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